走りが向上する

ドラムブレーキのDio系スクーターのフロントフォークは良い物が装備されているとは言い難いです。

古いマシンでは2ストエンジンのAF18ディオ・AF27スーパーディオ・AF34ライブディオなどですし、4ストエンジン搭載のAF56スマートディオ・AF58ズーマーとか、最近のマシンまで。

私の林道激走仕様のAF27-DioFitも同じです。

フロントフォークはオイルダンパー式ではありません。中にバネと粘度の高いグリスが入っていて、グリスが抵抗になって伸びたり縮んだりするときにビヨンビヨンしない仕組みです。

純正のフロントフォークはとっくにダメになっていたので純正同等品を装着していましたが、この手のフロントフォークは安いのが取り柄であって機能的にはイマイチなのです。

そこで、キチンとしたオイルダンパー式のフロントフォークに交換することにしました。

サスペンションの交換手順

私のDioFitを例に交換手順を書いてみますが、その他のDio系スクーターも手順的にはほぼ同じですので参考にしてみてください。

今回用意したのはこちら。KN企画さんで販売しているフロントフォークです。アルミ削り出しで高級感がありますね。

地面に押し付けてみると動きもスムーズで、キチンと機能していることがわかります。

純正や同等品だと硬くて硬くて、手で押しただけではほとんど動かないのです。さすが、これは期待できそうです。

フロントカウルを外す

それでは交換作業に入りましょう。まずはフロントカウルを外す必要があります。

前面カウルは3本のボルトで止まっています。籠が付いているマシンは籠を外してからカウルを外します。

裏には小さなビス4本がありますのでプラスドライバーで外します。大抵これで外れますが、下の方に樹脂のボッチみたいなもので止まっているマシンもありますので、外れない場合は確認してみてください。

次にアクスルシャフトを緩めてタイヤを外します。

DioFitはフロントフェンダーが装備されていますので二本の固定ボルトを外して下に抜きます。

フロントフォークを固定している二本のボルトが見えるはずです。下のボルトは緩めるだけ、上のボルトは引き抜きます。

こんな感じです。上のボルトは引き抜いてしまわないとフロントフォークが外れません。

下に引っ張れば簡単に抜けてきます。

ちなみに、外した純正同等品のフロントフォークと新しいオイルダンパー式のフロントフォークの長さを比較してみました。

アクスルシャフトの穴の位置を合わせています。

オイルダンパー式の方が36.5cmで純正同等品が35.5cmです。1cmほど長いですね。オイルダンパー式のサスペンションには上部に溝が二か所あるので低くしたい場合は下の溝にボルトをあてがう様に固定すれば良いです。

私のマシンはオフロード仕様なので、少しでも車高を上げたいので上の溝を使います。

※今回はこのまま使いますが、オフロード耐久レース用のマシンにはエクステンダーを取り付けて更に5cmアップします。

いよいよ新しいフロントフォークを装着しますが、すんなり入らない場合もあります。そんな時はマイナスドライバーを差し込んで少しだけ広げてあげて下さい。

これですんなり入る様になります。

ボルトをしっかり閉め込んで取付完了です。なお、フロントフォークには左右がありますので注意しましょう。下の方に出っ張りがあるのが左側です。

この出っ張りがドラムブレーキのところにはまります。

フェンダーが付いているマシンはフェンダーを取り付けてからホイールをはめてください。

ブレーキドラムのへこみにこんな感じにフロントフォークの出っ張りがハマります。

最後にアクスルシャフトを通してナットをしっかり締め付けておきましょう。ちなみに、ホイールのベアリングやアクスルシャフトにグリースを塗ってから取り付けると良いでしょう。

手でギュッと締め付けておけば大丈夫です。ナットは緩み防止になっていますので、バカみたいな力で締め付けなくても大丈夫です。

あとはタイヤがスムーズに回転するか確認です。右に左に振ってみて引っかからないか確認です。

おー見た目が違いますね。

イイ感じです。

次はリヤサスの交換と行きましょう。

リヤサスはYSSに交換

せっかくなのでリヤサスはYSSの青い奴に交換しておきましょう。5段階調整式で、私は一番柔らかい設定で使っています。

サスペンションはAF34ライブディオ用で、AF27スーパーディオ用と比べて5cm位長い物です。車高を上げたくない場合はAF27スーパーディオ用の物が良いと思います。

まずはメットインを取り外します。

シートを開くと上部と底にボルトが見えますので取り外し、エンジンオイルのキャップを外すとそっくりシートが外れます。

次にエアクリーナーを取り外します。サスペンションの下のボルトを外しましょう。12mmのボックスレンチがあると外しやすいです。

林道を走った後なので汚れがすごいです。

サスペンションの上側のボルトは17mmです。こちらはボックスレンチが使いにくいのでスパナで外します。

YSSのリヤサスの下のボルトから締めた方が作業がやりやすいです。

次に上のボルトですが、リヤキャリアを持ち上げる様にしながらボルトを通し、持ち上げながら手で回すと車体の重さがかからないため楽にボルトが回ります。最後にスパナで締め付けてしっかり固定しましょう。

リヤサス取付完了です。

前後サス交換後の感想

まずは見た目ですね。カスタムされている感が段違いに出ます。これだけでも満足感がマックスです(笑)

見る人が見るとすぐわかる感じ。フロントフォークのシルバーと、チラッと見える青いサスペンション。

肝心な走行ではどうだったか?

いつものオフロード練習場(畑)を走ってみました。

フロントブレーキをかけると普通のバイクみたいにスッと沈みます。

ガタガタのギャップを超える時に明らかな違いを感じました。純正同等品ではガツンガツンと衝撃が来るのですが、うまく衝撃を逃がしてくれています。

これだよこれ。こうじゃなくちゃって感じです。サスペンションが良いと長時間のオフロード走行でも疲れ方が全然違います。

お値段はそれなりにしますが、見た目のアップや走行性能のアップを考えると良い買い物だったと思います。

フロントサスペンションは「ズーマー フロントサスペンション KN企画」で検索すると出てきます。色はシルバー、ゴールド、カーボン調などいろいろある様です。インナーチューブ27mmのスクーターなら使用できます。

リヤサスペンションは標準の長さだったら「スーパーディオ スペンション YSS」で検索。長いものが良ければ「ライブディオ サスペンション YSS」で検索すれば良いでしょう。

こちらはAF27スーパーディオ用です。

あと、アクスルシャフトやホイールを外したらその度グリスを塗っておきましょう。一本用意しておくと何かと便利です。その他、ネジを外したら薄く塗っておくと錆防止にもなりますし固着防止にもなります。

デイトナ万能グリスです。

純正同等品と比べると値段は高いですが、交換しただけのことはあります。これは良いものでした。