安価に自作する方法

天気の良い日は通勤に大活躍の私のMT-03ABSですが、まだちょっと風が冷たいです。やっぱりスクリーンはあった方が良いですね。

MT-03自作スクリーン最終型

純正の物を付けようか?汎用品で良い物がないか?ネットで検索してみましたがまだまだ良い物が出てきません。

だったら作っちゃえ!という企画になります。

ちなみに、ヤマハ純正2020-MT03/25スポーツスクリーンはこちらです。

純正品はカッコイイけどお値段が16,000円位してしまいます。しかも小さいというか短いので風防効果は限定的だと思いますが、1から作るよりは楽ですね。参考までに。

無い物は作る

前のMT-25(2018年型)の時にも気に入ったスクリーンが無くて自作したのですが、今回も作ってみましたのでご覧ください。

必要な材料と道具

・色画用紙

型紙を作りるのに使用します。出来上がりのサイズが40cm×40cm位になるので大きめの色画用紙を用意します。

・ペット樹脂板(後に強化アクリルMR板も購入)

ペットボトルの材質と同じ樹脂で出来ている透明な板です。アクリル板よりも加工が楽な上に、衝撃や曲げに強くて割れにくいので重宝しています。ただし、傷が付きやすいのが難点ではあります。

・ステンレストラスボルト M6-40mm

頭の丸いボルトです。スクリーンの固定に使います。大きめのワッシャーもあれば良いと思います。

・ゴムブッシュ

10mm厚の物があれば良いです。私は30mm厚のを買ってしまったのでカッターで切って使いました。

・Pカッター

普通のカッターでも切れない事はありませんが、作業効率が全然違います。

あと、マジック・定規・ハサミ・セロテープ・ドリル・ドライバー・六角レンチが必要です。

スクリーン製作手順

純正品を見たり、汎用品を見たり、MT-03を見ながら頭の中で出来上がりの形をイメージします。

・型紙作り

MT-03のメーターの前に押し当てながら形を整えてみました。3枚くらい作ってみました。

まあまあイメージ通りの形になりました。

・ペット樹脂板に型取り

マジックを使ってペット樹脂板に正確に型を書きます。

・ペット樹脂をカット

Pカッターを使って何度も何度も繰り返してカットします。一度では切り出しはできません。根気よく行いましょう。

・お湯で湾曲を付ける

ペット樹脂の場合、沸騰したてのお湯を使うと表面がグニャグニャと波打ってしまいますので注意です。私はボイラーの温度設定を最高にしておいて、出てくるお湯を使って湾曲をつけました。

時間をかけて少しづつ曲げながら最後は冷水で固めます。

写真では上の方にお湯をかけていますが、上の方は少しで大丈夫です。全体が柔らかくなる程度にしておいて、主に下側にお湯をかけて下側の湾曲をつけてあげる様にしましょう。

※実は上の方にかけすぎて波打たせてしまって一枚無駄にしてしまいました。

下の方をたくさん曲げて、上の方はなんとなく下につられて曲がっている程度で大丈夫でした。

・トラスネジ(スレンレス)M6-40mmを用意

純正のネジだと短いので40mmで大丈夫です。

・ゴムブッシュをカット

最初から10mm厚の物があれば良いのですが、30mmの物を買ってしまったのでカットして使いました。

・位置決め穴位置決定

ポイントはブッシュをネジで止めた上からスクリーンを当てて位置決めをして、ボルトの穴の位置にマジックで印を付ける事です。

まだスクリーンに穴は開けてありません。

・ボルト穴開け

ドリルを使って穴を開けます。ボルトが6mmなので余裕をもって8mmのドリルを使いました。

ペット樹脂は割れにくいのですが、アクリル板や強化アクリル板を使う場合、ゆっくり開けないと割れてしまう事がありますので注意してください。

・仮止めしてみる

まだ保護フィルムはついたままです。ほぼ良い位置ですのでこれでOK。

・サイド(縁)の仕上げ

一旦外してバリを取ります。一番良いのはお百姓さんが鎌を砥ぐ時に使う砥石です。

水を付け、最初はザラザラの方で研ぎ、次に細かい方で研いですべすべにしましょう。

・ワッシャー探し

ボルト止めをする時に力が一点に集中しすぎて壊れそうだったので大きめのワッシャーを入れる事にしました。

何に使う物か忘れましたが、こんな物がありましたのでシャーシーガードブラックを吹いて塗装して使いました。

これでスクリーンの下のゴムブッシュも目立た無くなったのでよかったです。

でき上がったMT-03/25ABS用のウインドスクリーンです。まあまあではないでしょうか。

ここまでの製作時間は約3時間です。縁の磨きに一番時間がかかりました。

スクリーンが光るように進化

実はMT-25(2018年型)の時は、ポジションランプの光をスクリーンに導いて、夜間に縁が光るようにしていました。今回は無理かなと思って諦めていたのですが、この顔を眺めていて気がつきました。

もうちょっと下に伸ばせばポジションライトの光をスクリーンに導く事が出来るじゃん。

結局3枚目のスクリーン製作が始まりました。

基本デザインは一緒で、上に5cm長くして、上の横幅も5cm広くしました。45cm×45cmです。

新しく作り直したスクリーンがこちらになります。ポジションランプのところギリギリまで下げています。

横から見るとこんな感じになっています。

ポジションライトの光を導きやすい様に縁を斜めにヤスリがけしています。

さすがに3枚目なので上手く作れました。曲げる時、下の方にしかお湯をかけていません。上は下につられて曲がっているだけです。

ただし、作業中下に置いていて蹴飛ばしてしまいました。早速傷物にしてしまい意気消沈。チクショー!まだ走ってないのに。

このデザインの場合、強烈な曲がりを付ける必要がありませんでしたので今度は強化アクリル板(MR板)で作ってみようと思います。

2ピース構造に改良

ペット樹脂は加工が楽で割れにくいけど傷が付きやすい。アクリル強化板(MR板)は透明度が高くて傷が付きにくいけど加工が難しい。

両方の良い所を合わせて作れば良いんじゃないか?と思い立ち、MR板を買ってきました。

カットの方法は、ペット樹脂の時と同じPカッターを使えば大丈夫です。

問題は曲げる方法です。

大きな鍋いっぱいにお湯を沸かしてその中にカットしたMR板を入れます。

時間をかけてゆっくりゆっくり曲げてゆきます。慌てて曲げようとするとピキッ!と割れてしまいますので注意です。

取り付け用の穴を開けましたが、強くネジで締め付けるとピキッとヒビが入ってしまうため、ペット樹脂を丸く切り、エポキシ接着剤で固めて補強しました。

元々作ってあったペット樹脂のスクリーンは上をギザギザにカットしてカッコ良くしました。ペット樹脂はこういう複雑な形にカットしても割れにくいのです。

MR板でこの形を作る自信はありません。

下にペット樹脂板で上にMR板を重ねて取り付け、暗くなってからポジションランプを点けました。うまい具合にペット樹脂のスクリーンが光りました。

ウインカーを出すとご覧の通り。

ペット樹脂板とMR板の両方がオレンジに光ります。

ライダー目線で見るとこんな感じに光ります。

夜走るのが楽しくなってしまいますね。

上手く光りを導く事が出来て良かった良かった。

ラッピングフィルムを貼る

2ピース構造で夜間光るようになったのは良いのですが、スケスケでどうも格好良くありません。そこでラッピングフィルムを貼ってみました。

最初に貼ったのはシルバーメタリックのフィルムです。

MT-03ABS顔

これはこれで良かったのですが、色が明るすぎるのが気になります。ここだけ浮いちゃう感じ。

また、透明な時は目が見えていたのですが隠れるようになってしまいました。

そこで形を少し修正して目が出るようにした上でガンメタのフィルムを貼ってみました。

MT-03自作スクリーン最終型

うん。これなら浮いた感じはないし、鋭い目がちゃんと見えているぞ。

MT-03自作スクリーン最終型

なんだか一層悪そうな顔つきになったかな。

MT-03自作スクリーン最終型

よしよし。ロボと呼ぶにふさわしい顔つきになったよ。

追記:最初はカーボン調のフィルムだった。

思い出しました。シルバーメタリックの前はカーボン調のフィルムを貼ってみたのです。そしたら全然イメージに合わなくて3日ではがして透明に戻しました(笑)無駄遣い。

スクリーンの自作まとめ

結局ペット樹脂板とMR板まで買って、最終的にラッピングフィルムを二本買ってしまいましたのでまあまあなお値段になりました。それでも純正品より断然安いですが。

また夜光るタイプの完成までほぼ丸一日近く時間がかかってしまいました。

次に、完成型になるまで形を修正したりフィルムを貼ったりはがしたりで、最初に作り始めてから一ヶ月の歳月がかかってしまいました。

MT-03自作スクリーン最終型

これは果たして安かったのかどうか(笑)という話ですね。

しかし、苦労の甲斐あって唯一無二!自分のイメージした通りの形と実用的な風防効果が得られるサイズに作れた事は良かったと思います。

・ペット樹脂は柔らかい素材なので加工が楽で割れにくい。でも傷は付きやすい。

・強化アクリル(MR板)は硬くて加工が難しい。でも傷がつきにくい上に透明度が高い。

どっちも一長一短ありますね。

最終的に両方の長所を生かしたスクリーンが出来ましたが、少しばかり手作り感はぬぐえません。

そこら辺が気になる方は純正品か汎用品を買うのが良いでしょう。製品なので手作り感はありませんね。

最後に、スクリーンに光を導く方法としてもう一つは、別売のLED電球を取り付ける方法があります。どこかの電源ケーブルから分岐させて電源を取れば良いかな。消費電力はわずかな物なので大丈夫でしょう。LED電球の配線付きで1,000円位でした。

最後に、この形が気に入っていただけたら、似たような感じで作ってみてください。

強化アクリル板はこちらです。

PET樹脂板はこちらです。

ガンメタルのかーラッピングシートはこちらです。

ヤマハ純正2020-MT03/25スポーツスクリーンはこちらです。