一生物のお宝

決して見てはいけないし、乗ってはいけないし、比べてはいけないバイク。

何の事かと言うとkawasaki-Ninja-ZX25Rの事です。貴重な250cc四気筒マシンでしかも新車。

実は弟が購入して乗って帰ってきたのです。更に一ヶ月ほど家に置いとくから乗っていいよ!と言うのです。

それはありがたいですけど、このマシンは毒です。乗ったら絶対欲しくなっちゃいそうで遠慮していましたが、一度だけ通勤で乗って行って職場のみんなに見せたり、友人に見せびらかしました。

ページの最後に動画を追加しましたので良かったらご覧ください。

ZX25Rに乗った感想

まあ、傷にしたら悪いので乗り回したのは一回だけですけどね。その一回でも毒にやられそうになったので、それ以来大事にしまっておきました(笑)

比べるのも難ですが、私のMT-03ABSとの比較も交えてレビュー記事を書いてみたいと思います。

イマイチなところ

良い所がいっぱいあり過ぎてイマイチなところが少ないのでそっちから書いてみましょう。

・形だけ、付いてるだけのタンデムシート(笑)

そもそも二人乗りをする事なんて前提に無いのでしょうね。私の手の大きさと比較してもわかるくらい小さくて薄っぺらいタンデムシート。しかも二段位高い位置にあるから実際座ってみると恐ろしく感じます。座り心地なんて最悪です。


それでも、付いていればいざという時に二人乗り出来るから無いよりはマシなのかな。

・どうしてウインカーだけ電球なの?

何で?ヘッドライトもテールもLEDなのにどうしてウインカーだけ「電球」なの?これだけハイテクが詰まっているマシンなのに何の意図があるのでしょう。

そうか。自分で交換する楽しみを残してくれているの?社外パーツを作っている業者さんも喜ぶしね(笑)

・ある程度回さないと低速トルクが細い

普段はトルクがモリモリのMT-03ABSに乗っている事もありますし、性格の違うバイクなので比較しては可愛そうだとは思います。

発進時にある程度回転数を上げないとダメですし、コーナーでギヤの選択を間違えて回転数を落としてしまうと途端に失速してしまいます。

慣れてしまえば発進もコーナーもスムーズに行くと思いますが、最初は戸惑いました。

・手首が痛くなるハンドル

ライディングポジションは思たほどきつく感じないのですが手首が痛くなりました。

原因はハンドルの角度です。絞られている上に妙に垂れているせいか?手首が不自然に曲がっています。

オプションで高めのハンドルも有るらしいので交換した方が良さそうです。

・高速道路を時速100km/hで一万回転?

元々17,000回転からがレッドゾーンのエンジンなので、10,000回転で回っていても余裕なのですが精神衛生上良くありません。

結構うるさいですし、ず~っと1時間も2時間もこんな調子で回っていて大丈夫か?壊れちゃうんじゃないかと心配になります。

そこで、とりあえずフロントスプロケットを14丁から1丁上げて15丁にしようとしました。

スプロケットを止めているナットがもの凄い力で締め付けられていて緩める事が出来なかったのです。

27のボックスレンチの棒をパイプで延長して回そうとしたのですが何としても回りません。インパクトでもダメ。

結局今回は諦めて、向こうで電動の強力なインパクトで外してみる事になりました。

せっかく買って持ってきたのにね。

ネットで検索すると結構皆さん苦労しているみたいですね。

・ドリブンスプロケットが大きいし安っぽい

やたら大きいドリブンスプロケットが付いている上に鉄むき出しって感じで安っぽいのが気になります。

50丁ですね。フロントのスプロケットが外れなかったのでドリブンスプロケットを45丁位にすれば良いかな。

これもユーザーが交換する楽しみを残してくれているのか?

100km/h-10,000回転がどれだけ落とせるか?

でも、あんまり重たい方にしてしまって発進時や低速時に乗りにくくなってしまってもいけないですね。

・未塗装の黒樹脂パーツ

私のMT-03ABSもそうだったのですが、樹脂素材むき出しの黒いパーツが気になってしまいます。

カウルの所のサメのエラみたいになっている黒樹脂パーツなんてカッコイイと思うのですが、安っぽく見えてしまいます。更に長年乗っていると経年劣化で白化しそうです。

一回外してミッチャクロンを塗ってガンメタで塗装したいですね。MT-03ABSは全部外して塗装しました。

・最大のイマイチは車両価格

ZX25Rに興味を持っている方に今更その価格を書いても仕方ないかと思いますが、何だかんだで100万円用意しないといけません。

これだけのハイテクが詰まったマシンですし、現在新車で買える貴重な250cc四気筒バイクなので仕方無いのかもしれませんが、値段で二の足を踏んでしまいますね。

それでも欲しい人は買ってくれ!って訳ですかね。Kawasakiさん一人勝ち。

ホンダもヤマハもスズキも頑張って欲しいけど、電動化が目の前に迫っている今の状況では望み薄ですね。

良いところ

最初にイマイチなところを列挙してしまいましたが、それを補っても余るほどの魅力がこのバイクにはいっぱいあるのです。

・スタイル抜群

何処から見てもカッコイイそのスタイルに脱帽です。まずは右側からご覧ください。

弟はあえて緑を選ばず、青い奴を選んだとの事です。緑に見慣れてしまっていると一瞬あれ?何のバイク?って思ってしまいますが、サイドの大きい25Rの文字でわかります。

ブクッと盛り上がったタンクとシュッと上がったテール。その割に低い位置にあるシートによって足付き性はまあまあ良好です。

身長172cm78kgで典型的な日本人体系(短足)の私でもべったり足が付きます。

前から見てもこのとおり。当然のようにヘッドライトは両目点灯ですし明るいです。

左サイドから見るとご覧のとおり。

このバイクに乗って街中を颯爽と走る自分の姿を想像してみてください。オッサンだって大丈夫。フルフェイスのメットをかぶってしまえばわかりません(笑)

このバイクでツーリングをする事を想像してみてください。

官能的な4気筒の排気音を一日中聞いていることが出来るのです。

・四気筒の排気音

単気筒や二気筒の様なドコドコした鼓動の様な排気音はありませんし振動もほとんど感じません。

アイドリングでは「ズオー!」っていう四気筒特有の連続した排気音が心地良いですね。四気筒という生き物の様な感じですね。

回転を上げると甲高く「クオーン!」って変わってシビレてしまいます。かといって五月蠅いわけではありません。

並列二気筒のMT-03ABSとは明らかに違うこの排気音も大きな魅力であります。昔乗っていたFZ400Nを思い出します。

また、この短いマフラーもスタイルアップに一役買っています。

・良く効くブレーキ

フロントはシングルディスクブレーキですが、割と大きなディスクが付いており、効きは充分だと思います。

400Rが出ると反対側にもディスクが付いてダブルディスクになるでしょう。反対側はネジ穴が開いて取り付けが出来そうな形になっているのです。最初から使いまわす予定のホイールなのでしょう。

リヤも効きは良いと思いますが、今時のバイクなので前後ABS付ですのでリヤをロックさせてブレーキターン!なんて芸当は出来ません。

2018年型MT-25の時は練習したのですが、ABSが付いてから出来なくなってしまいました。

・覗けばわかる四気筒

見てください!とばかりに出ている四本の排気管。しかも黒じゃないですよ。

このニンジャはどっちだ?って時にすぐにここを覗いてしまいます。

・スライダー標準装備

カッコイイスライダーが付いていると思います。ちょっと立ちごけしちゃった!って時にもこいつが真っ先に受け止めて、カウルへのダメージを減らしてくれることでしょう。

無いよりあった方がいいに決まっています。

・細かな造形

黒樹脂そのまんまはイマイチと書きましたが、こういう細かな造形までしっかり作られているのが良いですね。

・調整式レバー

フロントブレーキレバーもクラッチレバーも調整式なのです。後で交換する必要はないですね。

まあ、目立つ色に交換したければ交換するのもアリだと思いますが、当面このままで良いと思います。

・可倒式ミラー

この手のフルカウルのマシンはみんなこんな風にミラーが倒れるのでしょうか?私のMT-03ABSも倒れれば良いのに。

・カッコイイミラーの形

ついでにミラーの形についてもカッコイイと思います。

こんな形をしているけど、意外と後方確認がしやすかったです。(個人的感想です)

・ステップ周りの質感

まあ、この値段払うのですからタンデムステップのステーなんかも作りが良いです。安いバイクは丸パイプを曲げて作ってありますからね。

・ヘルメットホルダー標準装備

こんな事当たり前じゃん!って思うのですが、私のMT03-ABSには付いてなかったのです。

後付けするとキーが増えちゃうんですよ!

・荷物フック付

良く見るとタンデムステップの後ろにフックが付いているではありませんか。

ZX25Rを買った人がみんなサーキットを走る訳ではありません。それ以外のツーリングや通勤、街乗り用との方が圧倒的に多いでしょう。なのでこういう配慮はありがたいですね。ちょっとツーリングに行くにもあると無いとでは大違いです。

・多機能メーターと針のタコメーター

ハイテク満載のバイクなのでメーターも表示がいっぱいです。そんな中でもタコメーターを針で残してくれたのは良いですね。

走りながら目の隅っこの方にオレンジの針が何となく見えるだけでもおよそ何回転なのか見当が付きます。

デジタルのバーグラフより断然わかりやすいのです。

その他の細かい機能については今回は書きませんが、信号待ちの時くらいしか確認する機会はないですね。でも、所有感と言うか、くすぐるというか。すげえメーターです。

・多機能スイッチ

手元でモードが変えられるのですね。見慣れないスイッチが付いています。

今回のレビューでは細かな走行レビューまでは行えませんでしたので、次回やってみたいと思います。

・取り回しに便利なベルト

わりと使いやすかったと思うのがこのベルトです。しっかり手が入るから取り回しに便利です。

タンデムシートはこんなんでダメなんですがね。この角度から見ると三角に尖ってるじゃん(笑)これじゃ乗りにくい訳です。

ZX25Rレビューまとめ

イマイチな箇所も幾つかあるのですが、それを補っても余るほど魅力いっぱいのZX25R。

その最大の魅力は250ccでありながら4気筒エンジンを搭載している点とハイテク機能満載なところでしょうか。新しい物好きにはたまりませんね。

そしてこのスタイル。大好きな人にはたまらないシルエットですね。

電動化が進む世の中の乗り物。もうこんな250ccは出てこないぞ。一生の宝物になりそうなZX25Rです。

気になっている方は見て、触って、乗ってみる事をお勧めします。毒にやられてしまう事でしょう。

ちなみに私はもう乗りません(笑)