PPパーツも塗装可能に

前回、MT-03ABSの黒樹脂むき出しパーツ「PA素材は塗装処理」「PP素材はラッピング処理」しましたが、今回はPPのラッピングを剥がして塗装しました。

通常PP(ポリプロピレン)素材は塗装が出来ないのですが「ミッチャクロン」という下地処理剤を使うと塗装が可能になります。

実は半信半疑だったのですが、ガンメタの塗料が強力に密着しましたので紹介します。

黒樹脂むき出しパーツを塗装すればバイク全体の質感がアップします。重厚感が増すというか締まって見えるというか。格好良くなります。

自分で手を加えたMT-03ABS(ベイダー)君に対して更に愛着がわきました。

PPパーツの塗装手順

塗装と言うと難しいイメージがあると思いますが、黒樹脂パーツを外してガンメタに塗るだけなので難易度は低いです。使うのも缶スプレーだけなので特別な道具は必要ありません。

使った塗料

塗料といえばSOFT99かホルツをお勧めします。値段はそれなりにしますが、安物の塗料とは仕上がりや塗膜の強さが違います。

今回は前回の続きでSOFT99を使ってみました。

・SOFT99シリコンオフ

・染めQミッチャクロン

・SOFT99ホイールカラーガンメタ

・SOFT99ホイールカラークリアー

PPパーツの脱脂

MT-03ABSのラジエターリザーブタンクカバーを例にPPパーツの塗装手順を紹介します。

取り外したカバーの裏側を見ると>PP<という文字が見えます。「PP=ポリプロピレン素材」一番身近な物は青いポリバケツです。あの素材です。

PPの塗装はひと手間必要です。

まずはシリコンオフを全体に吹いて濡れた状態にします。

乾かないうちに綺麗なウエスを使って拭き取ります。この後、なるべく表面を指でさわらない様にしましょう。

ミッチャクロンで下地処理

次に、ミッチャクロンを薄く吹き付けます。

薄く吹かないと垂れてしまいます。一回乾いたら軽くもう一回(二度吹き)して乾かします。

良い具合に表面がザラついています。期待できそうです。

ガンメタを吹き付ける

SOFT99のホイールカラーは車のアルミホイールを塗装する時に使う塗料です。ホイールみたいに濡れたり泥になったりする条件の悪い所に塗る塗料で、塗膜が強い上に仕上がりも良いので時々使わせてもらっています。

ミッチャクロンで下地処理をしたとはいえ、あまり厚塗りにするのは心配です。薄く二度吹きで塗りました。

普通の塗装だったらここでプラサフを吹いておくのですが、プラサフを吹くと白又はグレーになるのでガンメタを吹く時にある程度厚く吹かないとムラになってしまいます。プラサフの分と合わせてどうしても厚くなってしまいます。

下地が黒のままなら薄く吹いて多少のムラがあってもわかりにくいのでこのまま吹くことにしました。

クリアーで仕上げ

ガンメタが充分乾燥したら上からクリアーを吹いておきましょう。

薄く吹くので艶は出ませんが、それが全体の雰囲気に合っていて良いと思います。

ツヤツヤピカピカにしたければクリアーを沢山吹いて厚くするか、他の塗料を吹きます。でも、やっぱり下地がPPなので厚くすると自信がありません。

ちなみに1時間ほど経過したので試しにガムテープを貼ってみました。

ミッチャクロンで下地処理していない場合、ガムテープを剥がすと塗った塗料もペロリと剥がれてしまいます。

ガムテープを剥がしても塗料が取れてしまう事はありませんでした。すごいぞミッチャクロン。

※時間に余裕があれば一晩位硬化させてから取り付ければ良いです。すぐに取り付ける場合、塗装面はまだ柔らかい状態です。工具やネジをちょっと当てただけで傷になってしまうので注意しましょう。

MT-03ABSのPPパーツ

PP(ポリプロピレン)で出来ていて、ミッチャクロンで下地処理しないと塗装できないパーツ。

・ラジエターリザーブタンク

・ドライブチェーンカバー

・リヤフェンダーの一部

・ヘッドライト周辺(ほっぺの部分)

MT-03ABSのPAパーツ

PA(ポリアミド)で出来ていて、ミッチャクロンの下地処理をしなくても塗装できる場所。(行っても良い)

・ラジエター横カバー

・タンク周りの黒い部品

・アンダーカウル

・フロントスプロケットカバー

・リヤフェンダー(一部除く)

PP素材の塗装結果

まずは一番目立つヘッドライト周辺のほっぺの部分をご覧ください。

きれいなガンメタになっていい感じです。

ラジエターリザーブタンクカバーはPP素材には見えません。金属で出来ているかの様です。

リヤフェンダーの一部

上のシルバーに光っている部分がPP素材です。

ワンポイントでここだけシルバーに塗ってみました。

リヤフェンダーの本体はPA素材です。

PA素材の塗装結果

ラジエター横のカバーです。ここも目立つ場所だけに黒樹脂むき出しなのはいただけません。

アンダーカウルも存在感のあるパーツです。もっと存在感を出したければもう少し明るいグレーメタリックなどで塗っても良いかもしれません。

フロントスプロケットカバーもガンメタに塗る事で「いかにもプラスチックです」感が無くなりました。

シュラウド内部も安っぽく見えますが塗装で質感アップ。

タンク周りは乗っている間見える箇所です。良くなりました。

全体的なフォルムが締まって見える気がします。(自己満足の世界)

気になっていた箇所の質感がアップして一層気に入ってしまったMT-03ABSです。

今回使った塗料はこちらです。

まずは一番肝心なミッチャクロンです。

SOFT99のシリコンオフ(脱脂剤)強力に油を取ります。

SOFT99のホイールカラーガンメタ(きれいに塗れる上に強力です。)

SOFT99のホイールカラークリアー(必ず上塗りしましょう。)

缶スプレーだけで出来ますので特別な塗装道具は必要ありません。

気になる黒樹脂パーツを塗装するだけで難易度は高くありませんので行ってみてはどうでしょう。かなりの質感アップになり、自分のバイクがもっとカッコ良くなりますし好きになります。

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自分で出来るバイクのカスタムまとめ

動画版も作りましたので良かったらご覧ください。