自分でやれば安上がり
バイクをメンテナンスできる場所が欲しい。ちゃんと屋根があって壁があって雨風をしのげる場所が良いなあ。
今までメンテナンスをしていた場所は母屋の横にある差し掛け屋根の下。雨は吹き込むし冬は北風がビュービュー吹いて雪が吹き込むような場所でした。
我が家は農家だったので農業用の資材を置く物置小屋があります。しかし、親父も無くなりましたし私は農業を行う気がサラサラありません。
そこで物置の土間にコンクリートを打ってガレージ化する事にしたのです。
土間コンクリート打ちの手順
農業資材置き場の小屋は、土の上に沓石を置いて組んだ物で、親父が作ってからすでに40年以上経過しています。
長年の間に沈み込んで鉄骨が地面の中に入ってしまっている状態です。このままでは鉄骨の根元が錆びてボロボロになり、倒壊してしまうかもしれません。
土間にコンクリートを打って固めてしまう事で整備が行いやすくなりますし、小屋の沈み込みを防ぐとともに、鉄骨の錆を防ぎ、倒壊を防止しよう!という狙いもあるのです。
作業1天端(てんば)決め
2022年8月20日(土)作業が始まりました。
まず真っ先に先に天端(てんば)を決めて柱に印を付けてあります。天端とはコンクリートの上面の事です。柱が無い場所には丁張(ちょうはり)を作って天端を決めないといけません。
基準となる一ヶ所を決めてレベルを見ながら周囲の天端を決めて行くわけです。
と言っても私は高度なレベルを持っているわけではありませんので水平器を使って大雑把に決めた次第です。屋根の下だから水が入る訳でもないし大丈夫です。
作業2土の運びだし(根掘り)
コンクリートの厚さが10cmとして、コンクリートの下に入る砕石が10cm。合わせて20cm位掘れば良いわけですが、実際にはもっと深くなってしまいました。
手作業で掘りましたが、中から大きな石が出てきたりして、深い所では40cmを超える穴になってしまった所もあります。
しかし、屋根の下なので重機が使えないのです。ミニミニユンボがあればいいなあ。欲しいなあ。
土を掘り出すのに丸々二日かかってしまいました。
※この後、物置の外壁の波板(トタン)も取り外しています。再利用しようかと思いましたが結構錆が来ているため新しい物に交換します。
作業3ジャッキアップ
元々この小屋を作ったのは私の父なのですが、割と大雑把な性格と言うか、適当な性格というか。掘ってみてビックリしたのですが四隅には沓石が入っているのに中間の柱の下には沓石が入っていません!
しかも、入っている場所と入っていない場所があって!なんて適当な工事なのだろう?と首をかしげてしまいました。これじゃあ小屋が沈み込むわなあ。
ジャッキをかけて柱を浮かせ、大きな石をドスンと入れてジャッキを下ろしました。この部分は40cm位掘ったと思います。
沓石が無い上に柱が土の中に埋まっていたため錆が来ていますね。コンクリートの中に埋まってしまう予定なので錆の進行は遅らせる事が出来ると思います。
それでもダメなら後で柱を包み込む様にコンクリートで固めてしまおうと思います。
作業4栗石と砕石入れ
昔は栗石(大きめの砕石)を入れてから細かな砕石を入れていましたが、最近は細かな砕石だけ工事する様です。
しかし、家に栗石がいっぱいあったので下に入れてから細かい砕石を入れました。深く掘ってしまった場所もありますし、その穴に栗石を詰め込んだ次第です。
作業5型枠入れ
先に型枠を作ってから砕石を入れても良いし、砕石入れてから型枠を入れても良いですが、今回は大きめの栗石を敷き詰めたので型枠の入る場所は避けています。なので後から型枠を入れました。
型枠に使ったのは足場に使う様な厚目の板です。水平を見ながら板を置き、杭を打ち込んで固定して行けばOKです。
※型枠の写真を撮るのを忘れました。
作業6ワイヤーメッシュ入れ
広い場所にコンクリートを打つと、どうしてもヒビが入ってしまうのです。ワイヤーメッシュを入れておけば割れて離れて大きな段差になってしまう事は避ける事が出来ます。
ワイヤーメッシュは針金で結んで(結束)石を入れて浮かせておきました。
この場所は四枚のワイヤーメッシュの角が集まっている場所です。
作業7コンクリートの打ち込み
2022年8月30日(火)平日ですが午後は仕事を休んでコンクリートを打ち込みました。
幅4メートル、奥行き5メートル20cmで厚さ10cmなので単純計算で2.1立米あれば良いのですが、型枠の所は沢山コンクリートが入る様に広くしたのと、柱の下も深くしてコンクリートが厚くなる様にしているので2.3立米注文しました。
足りないよりは余った方がマシです。もしも余ったら30cm四方の四角い型枠を作っておいてウエイトを作れば良いです。
小型車のコンクリートミキサーだと1.5立米までしか積めないので大型車で来てもらいました。
価格は1立米20,100円です。2.3立米で46,230円。消費税を加えると50,853円となります。
ミキサー車の写真は撮り忘れました。とにかくこの時は忙しくて忙しくて、汗だくでした。
作業8トンボで均し
ジョレンを使ってコンクリートを広げたら、トンボを使って大雑把に平らにします。
この段階ならまだ柔らかいのでトンボが使えますが、かなりの力が必要です。
作業9型枠トントン
ある程度コンクリートを広げたら、柔らかいうちに型枠をトントン叩いて表面にコンクリートを行きわたらせます。
これをやらないと型枠の表面に「アバタ」が出来て見苦しい結果になってしまいます。
作業10木ゴテで大雑に均す
硬化が始まる前に木ゴテを使ってある程度平らに均しておきましょう。まだ長靴が沈み込みますが、後ろに下がる様にしながら足跡をしっかり消して行きます。
この段階ではコテの跡が盛大に出ていますが問題ありません。長靴で上がっても沈み込まない程度に硬化するまで少し休憩します。
作業11網でトントン
少し休憩している間に硬化が進みました。そこでこの網をトントンやって締めながら、表面に出てくるモルタル状のコンクリートを使って仕上げます。
長靴ほんの少し沈む程度の固さになっています。
全面をしっかりトントンしながらデコボコを潰して行きます。
作業12面木を入れる
型枠の上部(天端)に面木を入れて角が立たない様にしておきます。
硬化が進んでしまうと入れる事が出来なくなってしまいます。早く入れると浮いてきてしまいます。タイミングが難しいですね。
作業13木ゴテで仕上げ
先ほど網でトントンしてモルタル状のコンクリートが表面に出ていますので、コテの動きがとても滑らかです。
今度は慎重にデコボコが無い様に平らにして行きます。自分が踏んだ場所はどうしても窪んでしまうのです。コテの感触と目を使って真っ平にします。更にコテの跡もなるべく残らない様に慎重に均します。
この後、更にツルツルに仕上げたい場合は長さ40cm位の金ゴテを使ってツルツルにしますが、私は木ゴテ仕上げのザラザラ感が良いので金コテは使いませんでした。
まだ気になる箇所がありましたので更にもう一度入って仕上げとしました。
ここまでになっていれば良しとしましょう。後は硬化を待ちます。打ち込み開始からここまで5時間かかりました。
さて、夏場なら24時間もすれば上を歩いても大丈夫です。48時間経てば型枠を外してしまっても大丈夫です。
小屋をガレージ化完成の図
作業開始が8月20日で、完成が9月4日です。平日も帰宅してから1時間程度作業をしながら約半月かかりました。
台風と秋雨前線の影響で雨ばかり降っていたのでせっかくのコンクリートが泥だらけになってしまいました。
一応完成です。
かかった費用
砕石25mmが約2立米10,000円位。余ったのでおよその値段です。
ワイヤーメッシュ7,000円位
コンクリート50,000円位
外壁用波板(トタン)12,000円位
合計79,000円位かかりました。コーススレッドビスとか傘釘とかも買ったから概ね8万円位と見れば良いかと思います。
ちなみに今回の作業を業者さんにお願いしたらどの位かかるでしょう?
およそ60万円位と見ます。人件費がかかるし儲けもないとやってられません。なぜわかるか?って。私は元業者だからです。
自分でやれば8万円。業者に頼めば60万円。


















