巡航速度60㎞/h可能に

今回紹介する方法は同じエンジンとフレームのAF61Todayでも同じ結果が得られますので参考にしてください。

さて、私のAF62Dioですが、76㏄にボアアップした後はモッサリ感が無くなってスタートダッシュや加速が良くなり快適になりました。

しかし、駆動系には手を付けていなかったので最高速は60㎞/h止まりでした。これはボアアップ前の50㏄の状態でも下り坂で60㎞/hまでしか出なかったので同じです。

ボアアップ後は加速が良くなり60㎞/hに達する時間が短くなっただけという事です。

巡航速度は50㎞/hで行かないとダメです。それ以上となるとエンジンがぶっ壊れるんじゃないか?という位目いっぱい回っている感じで精神衛生上良くありませんでした。

 

せめて巡航速度60㎞/hで走れる様にしたいと思い、プーリーとベルトとウエイトローラーを交換したところ、最高速度は70㎞/hになり、60㎞/h巡行が可能となりました。

これ以上を望むならハイギヤを入れないといけませんが、そこまでやるなら最初からDio110の中古でも探した方が良いかもしれないです。

スピードアップの手順

50㏄のままでも出足のモッサリ感が解消されるので行う価値はあります。インジェクション化されたAF67Today&AF68Dioでも同じです。50㏄のままでもおススメできるカスタムです。

準備したもの

・キタコのハイスピードプーリーtypeⅢ

・キタコのケブラーベルト

・KN企画のウエイトローラー 7.5g 8.0g 8.5g 9.0g(四種類)

ページの最後にAmazonの商品リンクを貼っておきますので参考にしてください。

実際の作業

それでは作業の手順を紹介したいと思います。駆動系をバラす作業ですので特殊な工具やグリスなども必要になります。

道具を持っていない方はバイク屋さんにお願いした方が間違いないと思います。

駆動系のカバー

まずは駆動系のカバーを外しましょう。

ボルトは全部で6本です。この部分のボルトだけは長いので注意しましょう。

キックペダルは外さなくても作業できます。今回はペダルの角度を変えたかったので外して作業しました。

ボルトを抜いたらプラハンマーで軽くたたいて外しましょう。

ベルトは一回交換されているみたいです。この状態で60㎞/h出ますので状態は良いです。

次にプーリーを外します。自作の工具を挟んで回らない様にしてからボックスレンチで緩めます。

プーリーの裏側まで指を回してから引き抜きます。

次にクラッチを外します。

ナットが緩んだらクラッチアウターを外します。

次にクラッチを手前に引っ張って外します。

ちなみにウエイトローラは6.5g×6個でした。純正の白いウエイトローラーです。

筋になって摩耗している様子がわかります。これは廃棄です。

ボアアップ後でトルクが太くなっているので最初は7.5g×6個で組んでみようと思います。

後はウエイトローラの重さを変えながら試走を繰り返し、一番良い重さを探します。

駆動系のクリーニング

せっかく開けたのでクリーニングをします。プラスチックのブラシでベルトカスを落としましょう。

最後にパーツクリーナーを吹いて洗い流します。

特に、キックペダルの戻りが悪くなっている場合はベルトカスがキックギヤにこびり付いてしまって動きが悪くなっています。

しっかり落としてあげるとキックペダルの動きが良くなります。

薄くベルハンマーを塗る

新しいハイスピードプーリーにベルハンマーゴールドのグリスを薄く薄く塗ります。

ローラーが収まる溝・スライドピースが触れる柱・中心の穴に薄く塗ります。

ウエイトローラーにも薄く塗って納めます。このローラーに向きはありませんが、向きがあるウエイトローラーも存在しますので、購入したウエイトローラーの取説で確認しましょう。

※ベルハンマーゴールドのグリースを持っていない場合、ハイスピードプーリーに付属しているグリスで良いので薄く塗っておきます。

※厚塗りをすると回転によって外に出てきてベルトに付着すると、ベルトの滑りの原因になりますので塗りすぎない様にしましょう。

プーリーとクラッチの軸にもベルハンマーゴールドのグリスを薄く塗ります。

クラッチの中心のベアリングにもベルハンマーゴールドのグリスを塗ります。

駆動系を戻す

クラッチにベルトをかけてから戻しますが、ベルトには回転方向があります。ベルトに印刷されている矢印の向きを確認しながら取り付けてください。黄色い矢印とベルトの矢印が同じ方向になるようにしてください。

プーリーの表面はパーツクリーナーをしみ込ませたウエスで綺麗に拭いておきましょう。グリスが付いているとベルト滑りの原因になります。

締め付けトルク

駆動系の大事な部分になりますのできちんとトルク管理して締め付けてください。

・プーリー側は59Nm

・クラッチ側は39Nm(動画では49Nmと書いていますが39Nmの間違いです。)

デジタルのトルクレンチが必要になります。

駆動系カバーを戻す

一本だけ長かったボルトに注意しながら駆動系カバーを戻しましょう。

これでハイスピードプーリーとベルトの交換が終了です。

試走した結果8.5g×6個

ウエイトローラー7.5g×6個で試走した結果ですが、スタートダッシュは力強く問題ありません。

最高速も下り70㎞/hまで出ましたのでOKです。

ただ、50㎞/hから60㎞/hの巡行時にエンジンの回転数がもう少し下がってくれた方が燃費にも良さそうなので8.0g×6個で試しました。

8.0g×6個でもスタートダッシュの力強さは変わりない様に思われます。

更に、8.5g×6個にしたところ、多少スタートダッシュは遅くなってしまった様に感じますが、巡行時のエンジン回転数が抑えられました。かといってモッサリした感じは無く、アクセルレスポンスも良いです。

登坂時にも苦しい感じがなく走ってくれます。

ウエイトローラーは8.5g×6個で決定になりました。

※50㏄のままのエンジンだと、おそらく6.5g×6個又は6.0g×6個で良いのではないかと思われます。スタートのモッサリ感が良くなるはずです。

エンジンコンディション

カーボン噛みが起きていない。点火プラグが綺麗。良質なエンジンオイル。キャブレターのクリーニング。エアクリーナーのクリーニングなど、エンジンのコンディションが良い状態で保たれている上で駆動系の調整をしないと意味がありません。

まずはエンジンを絶好調にしてから駆動系の調整を行ってみてください。

パーツ紹介

今回使ったパーツはこちらになります。

ハイスピードプーリーはこちらの製品です。キタコ

ケブラーベルトはこちらの製品です。キタコ

ウエイトローラーはこちらの製品です。KN企画

76㏄にボアアップしてあれば8.5g前後を数種類。

50㏄のままだったら6.5g前後を数種類購入して試走してみてください。

最後に動画版も作ってみましたので良かったらご覧ください。

楽しいバイクライフを。