YZF-R3/R25と兄弟
ご存知の方は充分承知していることなのですが、MT-03/25に興味を持ち始めたばかりと言う方向けにスペックや生い立ちをまとめてみました。
正しい呼び方は?
・MT-03(エムティーゼロスリー)
・MT-25(エムティーツーファイブ)
普通にエムティーニーゴーでも良いと思いますが、正式な呼び方はゼロスリーとツーファイブです。
製造はヤマハインドネシア
このバイクはヤマハのインドネシアの現地法人で製造されています。最近このクラスのバイクはどこのメーカーでも海外生産で日本発売というパターンが多いですね。
目線は東南アジアの巨大市場を向いているわけです。日本で作って海外に出すより、海外で大量に作って日本に持ってきた方が効率が良いのでしょうね。
だからと言って品質が悪いという事はありませんので安心してください。
初代MT-03/25は平成15年10月10日に発売となりました。

兄弟車と言われるYZF-R3/R25は平成14年12月に発売になっていますので約10ヶ月遅れての日本発売でした。
基本YZF-R3/25と同じエンジン、同じフレームでフルカウルのSS(スーパースポーツ)か、カウル無しのネイキッドの違いです。
細かい所ではMTは高めのバーハンドルになっていて、ポジションが楽になっています。
新型MT-03/25ABS
新しいMT-03/25は、2019年にマイナーチェンジして先に発売されていたYZF-R3/25がベースになり、ABSや倒立フォークを獲得して2020年3月28日に発売になりました。私はとても待ち遠しくて待ち遠しくて。やっと来たかあ。遅いよ。って思いました。

極めつけはその顔。当初ネット上では賛否が分かれ、酷評する人に大絶賛する人に結構騒がれました。それだけバイク乗りの皆さんには話題性があったというわけです。
MT-03/25ABSのスペック
| MT-03 | MT-25 | ||
|---|---|---|---|
| 認定型式/原動機打刻型式 | 2BL-RH13J/H405E | 2BK-RG43J/G402E | |
| 全長/全幅/全高 | 2,090mm/755mm/1,070mm | 2,090mm/755mm/1,070mm | |
| シート高 | 780mm | 780mm | |
| 軸間距離 | 1,380mm | 1,380mm | |
| 最低地上高 | 160mm | 160mm | |
| 車両重量 | 169kg | 169kg | |
| 燃料消費率*1 | 国土交通省届出値 定地燃費値*2 | 41.3km/L(60km/h) 2名乗車時 | 37.7km/L(60km/h) 2名乗車時 |
| WMTCモード値 *3 | 27.6km/L(クラス3, サブクラス3-2) 1名乗車時 | 27.2km/L(クラス3, サブクラス3-2) 1名乗車時 | |
| 原動機種類 | 水冷・4ストローク・DOHC・4バルブ | 水冷・4ストローク・DOHC・4バルブ | |
| 気筒数配列 | 直列, 2気筒 | 直列, 2気筒 | |
| 総排気量 | 320cm3 | 249cm3 | |
| 内径×行程 | 68.0mm×44.1mm | 60.0mm×44.1mm | |
| 圧縮比 | 11.2:1 | 11.6:1 | |
| 最高出力 | 31kW(42PS)/10,750r/min | 26kW(35PS)/12,000r/min | |
| 最大トルク | 29N・m(3.0kgf・m)/9,000r/min | 23N・m(2.3kgf・m)/10,000r/min | |
| 始動方式 | セルフ式 | セルフ式 | |
| 潤滑方式 | ウェットサンプ | ウェットサンプ | |
| エンジンオイル容量 | 2.40L | 2.40L | |
| 燃料タンク容量 | 14L(無鉛レギュラーガソリン指定) | 14L(無鉛レギュラーガソリン指定) | |
| 吸気・燃料装置/燃料供給方式 | フューエルインジェクション | フューエルインジェクション | |
| 点火方式 | TCI(トランジスタ式) | TCI(トランジスタ式) | |
| バッテリー容量/型式 | 12V, 7.0Ah(10HR)/GTZ8V | 12V, 7.0Ah(10HR)/GTZ8V | |
| 1次減速比/2次減速比 | 3.043/3.071 | 3.043/3.071 | |
| クラッチ形式 | 湿式, 多板 | 湿式, 多板 | |
| 変速装置/変速方式 | 常時噛合式6速/リターン式 | 常時噛合式6速/リターン式 | |
| 変速比 | 1速:2.500 2速:1.823 3速:1.347 4速:1.086 5速:0.920 6速:0.800 | 1速:2.666 2速:1.882 3速:1.454 4速:1.200 5速:1.037 6速:0.920 | |
| フレーム形式 | ダイヤモンド | ダイヤモンド | |
| キャスター/トレール | 25°00′/95mm | 25°00′/95mm | |
| タイヤサイズ(前/後) | 110/70R17M/C(54H)(チューブレス)/140/70R17M/C(66H)(チューブレス) | 110/70-17M/C(54S)(チューブレス)/140/70-17M/C(66S)(チューブレス) | |
| 制動装置形式(前/後) | 油圧式シングルディスクブレーキ/油圧式シングルディスクブレーキ | 油圧式シングルディスクブレーキ/油圧式シングルディスクブレーキ | |
| 懸架方式(前/後) | テレスコピック/スイングアーム | テレスコピック/スイングアーム | |
| ヘッドランプバルブ種類/ヘッドランプ | LED/LED | LED/LED | |
| 乗車定員 | 2名 | 2名 | |
MT-03/25ABSの燃費性能は
スペック表を見るとMT-25の国土交通省届出地37.7km/Lとあり、WMTCモードで27.2km/Lです。
私は2018年型MT-25に乗っていたので比較してみます。
旧型MT-25の燃費計は40km/Lまでしか表示できませんでした。そんな中、2019年秋の日帰りツーリングにて39.6km/Lの平均燃費の表示が出て驚いた記憶があります。
多少誤差があるとしてもこのバイクは燃料食わないなあ。という感想とともに、毎日の通勤でも34~37km/L位走ってくれていたので燃料代が大変助かりました。
特に、総走行距離3000kmを超えたあたりから燃費が良くなった気がします。「当たりがついた」という言い方をしますが、まさにそんな感じでした。
ちなみに2018年モデルから新しい排ガス規制に対応するため、エンジンとインジェクションに多少の改良があったと聞いています。
新しいMT-03/25ABSでも、慣らし運転が終わって3000km位から同じような結果が出るのではないかと思われます。しかも、03の方がカタログ上の燃費が僅かに良いので楽しみです。排気量が大きくなっているのに燃費が良くなっているのはパワーに余裕があるからでしょうか。今から楽しみです。
車両重量の増加はマイナス
もう一つ気になる点がありました。それは車両重量の増加です。旧モデルは165kgだったはず。新型は169kgと4kg多くなってしまっています。ギリギリ170kgを切っていますがこの4kgは大きいと思います。
私は軽さと手軽さを求めて本気でMT-15の購入を検討していたくらいです。MT-15は138kgなのです。
実際旧型MT-25でブレーキターンの練習をしていると「ドッコイショ」となってしまいます。165kgでも軽いとは思いませんでした。
では、何でMT-15にしなかったのか?と言いますと、新型MT-03/25ABSの方が質感が良くて。顔も似ているけどこちらの方がスマートでカッコ良いのです。その分値段は高いですが、長く付き合うなら03かな。
前後ABSが装備されたり倒立フォークが採用されて安全性や乗り心地がアップしているので仕方ない重量増加かな?とも思います。
というわけで今さらスペックなどをおさらいしてみました。





