ザクはまだ走れる

今回の記事の主な内容は「ピストンリングの交換」と「ギヤボックス内のオイルシールとベアリングの交換」になります。

2023年のゲンチャレ第二戦ではフレームが折れてしまった私たちの「量産型ザク」01号機ですが、完全にポッキリ折れてしまわなかったので何とか最後まで走り切り、スクータークラスで優勝できました。

2023ゲンチャレ第二戦相方「弟」

途中、二度目の交代をした時にポジションに違和感を感じましたが、気のせいか?と思って普通にガンガン走ってしまいました。

2023ゲンチャレ第二戦私「バイクとオッサン」

この時感じたポジションの違和感ですが、すでにフレームが曲がり始めていたため感じた違和感だったのです。

後半、最後の方で溝でガツンとやった時に明らかにハンドルが手前に来て、シートが前のめりになってしまったのです。これはさすがに気が付きました。

「ヤバイ!折れた。」ペースを落としてこのまま何とか走り切れるか?

60%位に落として何とか完走。途中リタイヤだけは避ける事ができました。

家に帰ってから真横から撮ってみました。ご覧の通りデフォルメされています。

フレームが折れてデフォルメされたスーパーディオ。

スーパーディオのフレームは強い方です。今まで二年以上ゲンチャレに出場してガッチャンガッチャンやっていましたので、それを思うと良く保った方だと思います。

最後もポッキリ折れてしまわずに走り切る事が出来たのも強いフレームだったからだと思うのです。

この日の様子の詳しくは動画版でご覧ください。

ザクはこれからどうする

問題はこれからどうするかですね。

11月5日(日)にはゲンチャレ第三戦(最終戦)を控えていますし、その前に林道部主催の50カップ60分耐久オフロードレースも控えていました。

そこで、ジャッキをかけてフレームを元の位置に戻して補強を入れる事で応急処置をして50カップに間に合わせましたが、当日はオフィシャルのマシンとしてコース係の人に使ってもらいました。

※補強した上でジャンプをしても大丈夫な事は確認しましたが、もしもの事があるといけないので違うマシンで出場しました。

ゲンチャレ第三戦に向けて

今回の件でフレームが折れる場所はわかりました。

第一案 健康なフレームに補強を入れた上で、在庫しているマシンからエンジンはじめ装備を移動して全く新しいマシンを仕上げる。

第二案 健康なフレームに補強を入れた上で、この01号機「量産型ザク」のエンジンはじめ装備を全部移動する。

どちらにしようかな?

強化フレーム作成

どちらにしても必要なのは強化フレームです。まずは健康なフレームに補強のパイプを溶接した上で、ステップ周りも新規に作成しました。

あと、メーカーの溶接部分は裏側が溶接されていなかったので可能な限り追加溶接を行い、シャーシーガードブラックを塗りました。

最後にフレーム内部のサビを止めるために、クレの錆止め剤をたっぷりと吹き込んでおきました。

ザクに聞いてみた

私達のAF27スーパーディオですが、1992年頃の初期型で、クランクシャフトが細いタイプです。

私はAF27型が気に入っていて、他に6台ほど集めました。

ところが、中期、後期のAF27スーパーディオ3台、AF27ディオフィット3台と比較してみた所、初期型のこの01号機が一番速いのです!

ハンドルグリップやステップボードのすり減り具合からしてメーターが2周位していそう。つまり26,000km位走っていると思われるオンボロマシンで、家に来た時にファイナルギヤのスプラインがイカれてリヤタイヤが空回りする有様。

予備のエンジンからファイナルギヤを移植して復活したマシンなのです。

一度全バラシしをして隅々までクリーニングした上でフレームを塗装して錆止めをしたり、キャブや駆動系の調整を何度も何度も行って仕上げたマシンです。

ゲンチャレの最初の参戦から使っているマシンです。

2021年の1号機はこうでした。

練習も行いました。思い出もいっぱいあってかなり愛着があるマシンなのです。

まだ走れる!

そこでザクに聞いてみた所、「まだ走れる!走りたい!」と言うのです。

そうか!それならもうちょっと頑張ってもらおう。

強化フレームにすべてを移動して新生「量産型ザク」01号機となりました。

健康な強化フレームでリニューアルしたザク。

古いマシンは手がかかる

これから先、また2年3年頑張ってもらおう。

でも、気になる箇所が2点ありました。

その1 リヤブレーキの効きが悪い

第一戦の頃から、何だかリヤブレーキの効きが悪いなあ?と思っていたのですが、ほどほど効いているのでそのままにしていました。しかし、先日リヤタイヤを外した時によくよく観察したところ、シャフトがオイルで湿っているではありませんか。

ギヤボックス内のファイナルギヤのオイルシールが劣化して、シャフトを伝わって少しづつ出てきている事がわかりました。ブレーキシューにオイルが付着してしまった様です。

そこで、ギヤボックスを開けて予備のエンジンからオイルシールを取り出して交換することに。

更に、ベアリングも何だか怪しい気がして交換しました。まあ、元々2万キロ以上走行している上にオフロード耐久レースでガッチャンガッチャンやるのです。おかしくなっても仕方ないですね。

相方の弟とよく話すのですが、「こんな使い方はメーカーの想定外」ですもん。

無事にベアリングとオイルシールの交換が終了しました。何だか良くなった様な気がします(笑)

その2 エンジンのパワーダウン

次に気になっているのがエンジンのパワーダウンです。

決して調子が悪いわけではないのですが、もうちょっとパワーが有ったような気がしてなりません。

2年前、ウエイトローラーは8g×6個で良かったのですが、今は7g×6個になっています。パワーが落ちて来たのだと思います。8gだと重たい感じなのです。

エンジンの腰上バラシのメンテナンスが必要ですね。

清掃とピストンリングの交換を行いました。

案の定、トップリングの下の方にカーボンが回っていました。少し圧縮が漏れていたのでしょう。

新品のピストンリングに交換してから逸る気持ちを抑えつつ、いつものコースをトロトロ20kmほど走り回りました。

一旦休んでエンジンを冷やしてから再始動。充分暖気をしてからアクセル全開!

およよ!やっぱりパワーが落ちていたんだなあ。少しだけ凶暴になった「量産型ザク」01号機です。

本格的な全開走行は新しいピストンリングが馴染んでからになりますが、リニューアルしたザクと一緒に第三戦を戦います。また、来シーズンも参加出来そうです。

それにしても古いマシンの面倒を診るのは手間がかかって大変ですね。

今回使った用品はこちらです。

まずはクレのスーパーラストガード。錆止め剤です。フレームの水抜き穴から吹いておくと効果的です。

お次はデイトナのオーバーホールキット。ピストンリングとガスケットのセットです。このキットの良いのはヘッドガスケットが銅で出来ている点です。シリンダーの熱をより効率よくヘッドに逃がすことが出来ます。

Amazonでは他に安いピストンリンを売っていますが、ちょっと心配です。でも、デイトナなら大丈夫です。

※ご自分のマシンに合った物を購入してください。

追記:絶好調「凶暴化」

ピストンリングを交換して2週間が経過しました。ハイスピードプーリーも新品に交換し、ウエイトローラーの調整も完了しました。結果、ザクが凶暴化しました。

詳しくは次の記事をご覧ください。

楽しいバイクライフを。