質感アップで格好良く
納車当時は文句のつけようが無いと思っていたMT-03ABSですが、一年乗っているうちに気になる点が出てきました。
それが黒樹脂むき出し未塗装部分です。
例えばこのラジエターカバーをご覧ください。
以前乗っていたMT-25(2018年型)のラジエターカバーはボディーと同じヤマハブルーで綺麗に塗装されていて格好よかったのですが、今度のMT-03は黒樹脂むき出しのままで何とも安っぽく見えてしまいます。
目立つ部分だけに残念です。きっと多くのMT-25/03ABSユーザーの皆さんも同じ思いをしているのではないでしょうか。
その他にも黒樹脂むき出しの部分がいっぱいあります。
・シュラウド(インテーク)の内側
・シュラウドとタンクの境目の黒いライン
・アンダーカウル
・ラジエターリザーブタンクのカバー(PP素材で塗装不可)
・フロントスプロケットカバー
・ドライブチェーンカバー(PP素材で塗装不可)
・リヤフェンダー(一部PP素材)
・ヘッドライト周辺(PP素材で塗装不可)
ざっと拾い出してみるとご覧のとおりです。コストダウンでしょうかね。これらの樹脂むき出しのパーツはいかにも安っぽく見えてしまう箇所です。
そこでガンメタに塗装して質感をアップすることにしました。
気になっている方はチャレンジしてみてはいかがでしょう。グッと締まった感じになって重圧感が増し、カッコ良さが一段とアップします。
安価に出来るカスタムとしてオススメですし、自分だけの一台となってさらに愛着が湧きます。
塗装手順
樹脂(プラスチック)塗装の前に注意しないといけないのはその素材です。通常PP素材は塗装できません。塗料が乾くとペロッと皮がむける様に剥がれてしまいます。ミッチャクロンというPP用の下地処理剤があるのですが、それでも剥がれてしまうという話も聞くため私は使った事がありません。(今度実験してみようかな)
さて、PPとはポリバケツの素材です。素材が柔らかく柔軟性があり、表面がツルツルしているため塗料が食いつかないのです。
PP素材にはラッピングシートで対応しましたが、あまり複雑な形だと処理できません。
使った塗料
今回購入したのはSOFT99の塗料です。
※プラサフ(買ったけど今回は使いませんでした)1/48メガサイズガンダムを塗装するときにサフとして使います(笑)
今回使ったSOFT99の塗料です。
・シリコンオフ(脱脂処理に必須です。)
・ホイールカラーガンメタ(食いつきが良い塗料です。)
・ホイールカラークリアー(表面を保護しまします。)
・PP素材はラッピングシートで。
樹脂パーツの取り外し
では、ラジエターカバーの塗装手順をご覧ください。その他のパーツも同じ手順で行えば大丈夫です。
左右のラジエターカバーは六角ボルト4本で固定されています。(片側2本)これを回して取り外しましょう。
脱脂処理
塗料を吹き付ける場所にワックスが付いていたり、オイルなどの脂分が付いていると塗料がはじかれてしまい綺麗に塗れません。しっかりと脂分を落としておくことで塗料の乗りが良くなり、剥がれにくくなります。
シリコンオフを全体に吹き付けて塗れた状態にします。塗れている状態でウエスを使って綺麗に拭き取って乾かします。これで脱脂処理はOKです。その後、表面を指で触らないように注意しましょう。指の脂でも塗料をはじいてしまう事があるのです。
※シリコンオフはものすごく灯油系の匂いがキツイです。屋外で処理しましょう。
ガンメタ吹き付け
今回使ったSOFT99のホイールペイントはとても食いつきが良い塗料なのでプラサフは使わず吹き付けました。
塗膜が厚いと剥がれやすくなってしまうのでなるべく薄く塗っておこうという算段です。
プラサフを吹かないから下地が黒のままなので、薄く塗っても多少の塗りムラは目立たないのです。
さっと二度塗りで充分です。
クリアーで上塗り
天気が良くて気温が20℃近くある上に、薄塗りしたので30分もしないうちにクリアーを吹けるくらいになりました。
クリアーも薄く二度塗りで仕上げました。
ツヤツヤのピカピカにしたければある程度厚塗りして磨きをかけるのですが、今回はザラっとした感じで良いのでこれで充分なのです。
最低でも1時間は乾燥させてから取り付けましょう。それでも塗装面が柔らかいため、ボルトや工具の先端が当たっただけで傷になってしまいます。余裕があれば一晩置いてから取り付けましょう。
冬場だったらドライヤーを使って温めながら塗りましょう。ドライヤーは近付け過ぎると失敗します。
フロントフェンダーの純正ガンメタとの比較
ブルーのMT-03/25ABSのフロントフェンダーはガンメタに塗装されていますので比較してみました。
今回使ったSOFT99のホイールカラーガンメタの方が若干濃い色をしています。でも違和感はありません。
どちらかというとフロントフェンダーもSOFT99で塗り直してしまおうと思います。濃いガンメタの方がMT-03のイメージ的に合っています。YAMAHAシールは諦めよう。
PP素材のパーツにはラッピング
PPのパーツは手に持った時に他の材質と違って柔らかくてヌルッとした感じを受けます。パーツの裏にPPのマークが付いていますので確認しながら行えば良いのですが、ラジエターリザーブタンクのカバーは確認しないでシルバーに塗ってしまいました。
案の定、ガムテープでペロリと剥がれてしまいました。
リヤフェンダーの上部の平べったいパーツもPPです。こちらも最初シルバーに塗装してしまってから気がつきました。
リヤフェンダーの他のパーツはPA(ポリアミド)素材です。この素材は塗装後ガムテープで引っ張っても剥がれる事はありませんでした。
この平べったいパーツの外し方ですが、裏に四箇所ボッチで止まっているだけです。
ボッチの真ん中を細い棒で押し込むと外れます。
取り付ける時はボッチの真ん中の棒を手前に出しておいてから押し込んではめるだけです。
よく車の内装材なんかもこれで止まっていますがあれと同じです。
PP素材はこんな感じでPPと表示されています。(丸印のところ)
ミッチャクロンがどれほどの効果があるのか次の機会で実験してみます。
今日のところはPPパーツをラッピングで処理しました。
貼る面より大きく切ったラッピングシートを貼り付けます。
ドライヤーで熱を加えながら引っ張って隅っこをしっかり密着させます。
余分なシートをカッターで切って出来上がり。
裏側が完全に隠れてしまうパーツだったら、余分なシートを裏に貼り付けておけば良いのですが、このパーツは隅っこギリギリでカットしています。
シルバーの塗装と遜色ない仕上がりです。全部ガンメタじゃなくてここだけシルバーにした事でワンポイントになって良いと思います。
ただ、ラッピングはあまり複雑な形だと上手に貼り付けできません。ラジエターのリザーブタンクカバーは諦めました。
LEDヘッドライトまわりのパーツもラッピングしました。顔パーツ(ほっぺた)の部分です。
ここは+ネジ4本六角ネジ2本を外すと取り外せます。+ネジは長めのドライバーを差し込んで回しましょう。
外してみたら案の定。ここもPP素材でした。
ここはガンメタのラッピングシートをドライヤーの熱で伸ばしながら貼り付けます。
裏側は見立たないので熱を加えて引っ張って折り返して貼り付けておきました。
これで剥がれにくくなります。
かなり面倒臭い作業ですが、そのままより見栄えが良くなりました。
今回はラッピングシートで仕上げましたが、細かな部分や複雑な形の部分は無理です。
PP素材の塗装は敷居が高いのですが、ミッチャクロンの効果検証の意味も含めて今度実験してみようと思います。
※ちなみにチェーンカバーもPP素材なのでダメです。
その他のパーツの塗装結果
先に紹介したとおり黒樹脂むき出しのパーツはいくつかあります。
シュラウド(インテーク)内部
面倒臭いけれど、内部の黒樹脂パーツをガンメタに塗ればご覧のとおり。
ここの形が好きと言う方、多いのではないでしょうか。私も大好きです。
しかし、内部は黒樹脂むき出しでいかにも安っぽいのです。気になり出したら気になってしまってどうにもなりません。バラしてガンメタに塗装しましょう。
このアングルも大好きです。皆さんもきっと同じだと思います。
ここから見える黒い樹脂もガンメタになっています。タンクとの境目の黒いラインもバラして塗装しました。
バラし方ですが、燃料入り口の向こうに見えるネジ二本を外し、青いカバーを外します。中にタンクカバーを止めているネジ二本が見えますので外します。
あとはタンク周りで目に見えるネジをとにかく外せばバラす事ができます。
※元に戻す自信がない方はやめておいたほうが良いと思います。
アンダーカウル
2016年型だったか?シルバーのマシンはアンダーカウルもシルバーに塗装されていたと記憶しています。
アンダーカウルも黒樹脂むき出しだと安っぽくていけません。ガンメタに塗装しました。
フロントスプロケットカバー
エンジンにくっついているパーツは金属っぽく見えたほうがカッコ良いです。
ガンメタで塗装するとこんな感じになります。
ちなみに上のシルバーの部分はPP素材だったので失敗です。ガムテープで綺麗に剥がして今は黒です。
リヤフェンダー
実はリヤフェンダーの塗装が一番面倒くさかったです。
タンデムシートとシートを外し、ウインカーとナンバー灯の配線を根元から外します。
タンデムシートの下に四本のネジがありますのでソケットレンチで外すとリヤフェンダーが根元から外れます。
リヤフェンダーは上下合わせ構造になっているため分割し、左右のウインカーとナンバー灯とナンバーを外してから塗装に入ります。
リヤフェンダーレス化する?
大きくて重たいリヤフェンダー。フェンダーレス化してシュッとしたテールにするのも良いと思います。軽量化も出来ますしね。
しかし、私は通勤にもMT-03ABSを使っているのでほぼ毎日乗っています。さすがに朝から雨が降っていればその日は乗りませんが、帰りに降っていれば乗って帰ります。しかも、ど田舎に住んでいるので未舗装の道を走る事もあるのです。
格好良さならフェンダーレス化ですが、実用性を考えるとこのままのリヤフェンダーで走るのが一番良いかと思います。
今回、リヤフェンダーもガンメタに塗装する事が出来たのでまあ良しとしましょう。
黒樹脂むき出しパーツ塗装まとめ
面倒臭い作業になりますが、安っぽい黒樹脂むき出しパーツをガンメタに塗装すればグンと質感がアップします。
自分で行えば塗料代で3,500円位で済みます。春夏の暖かい日だったらゆっくり作業しても1日あれば完了です。
今まで不満に思っていた安っぽい箇所がすごくカッコ良くなります。
手をかけた分愛着が湧きますね。自分だけのカスタムマシンになっちゃいます。しかも安価に(笑)
完全に自己満足の世界だと思いますが、他のMT-03/25ABSオーナーさんや、わかる人が見ればオヤ?ってなるはずです。
外注という手もある
実は知り合いの自動車板金塗装屋さんはバイクのパーツの塗装を行ってくれます。さすがにプロの塗装屋さんの仕事は違います。完璧な塗装です。
私のオフロードバイクの先生はこの板金塗装屋さんに頼んでカスタムペイントをしてもらっています。それなりにお金はかかりますが完璧な塗装を望むならプロの塗装屋さんにお願いするのも良いと思います。
私は缶スプレーで自分でやる派なので(金なし)これからもそうします。
今回使ったSOFT99の塗料です。
シリコンオフ(脱脂処理に必須です。)
ホイールカラーガンメタ(食いつきが良い塗料です。)
ホイールカラークリアー(表面を保護しまします。)
・PP素材はラッピングシートで。
黒樹脂むき出しが気になっている方、塗装してみてはいかがでしょう。
バイクのカスタムをまとめたページはこちら。
追記:PPパーツの塗装をミッチャクロンを使って行いました。結果良好でした。


































