熱伝導の良い銅
私のオフロード耐久レース用のAF-27スーパーディオですが、エンジンの熱対策で悩んでいます。
特に夏場のレースで、長い上り坂をアクセル全開で走っていると、熱ダレを起こしてパワーダウンしてしまいます。
どうしたもんかなあ?とネットでいろいろ検索してみたところ、熱伝導の良い銅のパイプを使うと冷却が上がるとの事。効果があるそうなので私も行ってみました。
10mmの銅パイプ
仕入れたのは直径1cm(10mm)の銅パイプです。
シリンダーの冷却フィンやシリンダーヘッドの冷却フィンに収まる長さにカットします。
長い物で10cm短い物で3cm位です。
プラハンマーで叩いて少し潰しました。
冷却フィンに当ててみて、きつ過ぎず、ゆる過ぎない程度に潰してから打ち込みました。
クーリングファンの風はエンジンの右側に当たってからグルッと回って左側に行くため、左側の冷却が良くありません。
実際、抱きつきを起こした時はシリンダー内部の左側に傷がついていました。
パイプの中にも空気が流れる様に切り口を潰さずに、逆に広げるような感じで打ち込んでおきました。
シリンダーヘッドにも打ち込んでみました。
これで少しでも冷却が良くなってくれるといいなあ。
今まで行った熱対策
このマシンは01号車で、バイク屋さんの廃車置き場から格安で2台仕入れてニコイチしたマシンです。雨風にさらされて何年も放置されていたのでシリンダーが錆びだらけでした。
その1シリンダーの錆を落とした。
錆びの熱伝導は超悪いのです。まずはシリンダーの冷却フィンに分厚くゴッテリ付いていた錆をワイヤーブラシを使って落としました。
フィンの間に虫の巣までありました(笑)ゴミが無くなったので多少冷却が良くなった様に思います。
その2強化冷却ファンに交換。
KN企画さんで出している冷却ファン(KOSO)は風量がアップするので冷却が向上します。
普通に走っているだけなら強化冷却ファンに交換するだけでも大丈夫ですね。
その3シリンダーヘッドのフィンに穴あけ。
表面積を増やして空気に増える面積を多くすれば良いか?と思って穴をいっぱい空けましたが、穴を貫通させてしまうとかえって表面積が減ってしまう様な?二号車からは穴を貫通させない様にしました。
でも、この方法は手間がかかる割に効果を感じませんでした。
その4錆取り剤でさび落とし&耐熱シルバー塗装。
07号車に行ったのはシリンダーを錆取り剤に漬け込んで完全に錆びを落としてから、耐熱シルバーで塗装して錆が発生しない様にしました。
シルバーの耐熱塗料の顔料がアルミ粉という事もあり、冷却効果が上がるのではないかと期待しましたが、思ったほどの効果はなく、やはり熱ダレしてしまいました。
今後、07号車にも銅パイプを打ち込んで冷却アップを図る予定です。
ちなみに今回の01号車で試走しましたが、今日の段階(3月25日)では熱ダレも無く絶好調です。気温の高い日に果たしてどうか?検証したいと思います。
尚、銅パイプが外れてしまう事はありませんでした。
今後考えられる冷却アップ
さて、ここまでやってみても真夏のレースでは心配が残ります。次に考えられる対策は次のとおりです。
その1銅のヘッドガスケット
現在のアルミガスケットから銅のガスケットに変更することで冷却アップが図れます。しかも、ちょっと大きくして空気に触れる面積を大きくする予定です。
しかし、市販の物では純正と同じ形の物しかありません。特注で大きく作ってもらうしか無さそうです。
その2ガンコート塗装
究極の冷却アップはガンコート塗装です。これは、アメリカ軍が銃の冷却用に開発したと言われる特殊な塗料で、塗った後、釜に入れて焼く必要があります。行ってくれる業者さんに出すしかありませんが、お値段がネックになります。
また、シリンダーヘッドとシリンダーの両方をガンコート塗装すると、逆に冷えすぎてしまって調子が出ないのだとか(笑)
やるならヘッドだけお願いしてみようかな。
2ストスクーターのエンジン冷却まとめ
2スト50㏄のスクーターのエンジンは強制空冷なので冷えにくいですね。通勤・通学や街乗りだったら対策は必要無いと思います。
しかし、オフロード耐久レースとなると長い上り坂をアクセル全開のまま上り続けるなんて事になってしまいます。しばらくするとパワーダウン。下手すると抱き付きや焼き付きが起きてしまいます。
何らかの対策をしておかないとリタイヤする事になってしまうでしょう。
更に、お金をあまりかけずに行いたい(笑)
今日、銅パイプの打ち込みを行ったのは私のAF-27スーパーディオの01号機です。一旦赤で塗装しましたが、やはりコイツは量産型MS-06ザクという位置づけで濃い緑に塗り替えました。上から半艶クリヤーを塗ったので鈍い艶になっています。
友人がオフロード耐久レースに出る時に貸し出します。練習用としても貸し出します。
※追記 ゲンチャレで優勝!
2023.07.16(日)大町チャレンジフィールドで開催された「ゲンチャレ第一戦」にてこのマシン01号機で出場して優勝できました。(スクータークラス)
炎天下の中、走り続けましたが平気でした。ここまで行えば熱ダレしないで走り切れる事がわかりました。
その時の記事はこちらです。
冷却のために使ったものは以下の通りです。
外径10mmの銅パイプ
強化冷却ファンはこちらがおススメ
錆取り剤はこちらがおススメ
楽しいバイクライフを。














